使われないで捨てられていく綺麗な布たちに、
もう一度命を。
ファッション産業が生み出す廃棄物の量は、年々凄まじい勢いで増え続けています。世界の業界団体がまとめた報告書によると、年間500万トン以上の生地が、服を作る過程で使われずに廃棄されていくそうです。
この商品は、そのような捨てられるはずの生地に新たな価値を生み出す“アップサイクル”なものづくりを意識して作られています。倉庫に眠っている「デッドストック」や「シーズン落ち」と言われる生地や、生産過程で出る布の余り(ハギレ)が、マスクホルダーの表地となって新たに生まれ変わりました。
ブルキナファソの伝統手織布、ファソ=ダンファニ
西アフリカでは、水平機と呼ばれる織機を使用した手織りの木綿布が伝統産業として根付いています。同地の織機作業は主に男性が担う仕事とされ、現在でも町や村の至るところで男性の職人が布を織る姿を目にすることができるそうです。布幅が細いのが特徴で、織り耳を縫い合わせて一枚の幅広布とした後、服やテーブルクロスなど様々な用途に使われます。
今回は、ブルキナファソ出身の方とのご縁で入手できた現地の伝統織物「ファソ=ダンファニ」(経織りの縞布)を使用したものを限定色としてご紹介しています(コットン100%)。手織りならではの温かみある味わいをお楽しみください。